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「何となく生きづらい」
生きづらさを解消する3ステップ
「困っていても人に相談できない」
「人の顔色をうかがう」
「自信がない」など、生きづらさを感じる瞬間ってありますよね。
生きづらさがある場合、努力して乗り切ろうと本を読んだり、スクールに通う方も多いです。無理が続くと心と体の不調につながるケースもあるので注意が必要です。
生きづらさを解消するために、客観的に生きづらさを理解し、価値観のバランスを取っていくことが大切です。
私はNamiと言いまして、これまで約1000人の方のお悩み相談を受けたセラピストです。
生きづらさを解消するワークを3つのステップに分けて解説していきます。
≪ワークを始める前の準備≫
・静かな環境(できれば一人になれる場所)に身を置く
・リラックスできるようにヒーリング音楽やアロマを(お好きなアイテム)準備する
・記録アイテムを(ノートとペン/もしくは録音用ボイスメモ)用意する
・お尻が痛くならないようにイスやソファで行う。なければ、床にヨガマットを用意する
ステップ①を始める前にチェック
あいまいな生きづらさに振り回されてない!?
「何に対して不安なのか?どんな人と接する時に嫌な感覚になるのか?」がはっきりせずに悩みがより大きくなっているケースがあります。
まずは、生きづらさを見える化させることがポイント。
人に相談できないことに気づいたとして、あいまいな場合は「誰に対して」「何について」「どんな時に」というような要素がはっきりしません。
ただ漠然と自分は人に相談できない消極的な人間だと、いう思いに苦しんでしまいます。
それに対し、生きづらさが見える化されていると「上司や同僚に対して」「職場で」「仕事を抱え込みすぎて困っている時」などの情報がはっきりしています。この場合「仕事」というキーワードが明らかとなるわけです。
そこまで仕事というテーマが見える化された場合、仕事以外のプライベートでは人に相談できるかも、という考えにも至るかもしれません。
ここまで来ると、漠然とした「人に相談できない消極的な人」から、「仕事を抱え込みすぎて、職場の人にお願いできない」という認識に変わります。
【ステップ①生きづらさ「見える化」ワーク】
生きづらさをハッキリさせると、より解決しやすくなります。
ジャーナリングを使って「見える化」しましょう。ジャーナリングは考えや感情を書いていく日記のようなものです。
ポイントはモヤモヤした時、不安になった時に5W1Hが明確になるようにノートに書きとめてください。ワークができない場合、後でその時のことを思い出して行ってくださいね。
例)仕事を抱え込みすぎて、同僚にお願いできない場合
What→ 仕事を抱え込んでいること
Who→同僚
Where→職場
When→夕方
Why→他の人も忙しいはずだから
How→困っているのにお願いできない、
もどかしい気持ち
■ジャーナリング5W1H
・What 何に対して?
・Who 誰といたら?(誰に接する前に?)
・Where どこで?
・When いつ?(何をする前に?)
・Why なぜそのように感じたのか?
・How どのような気持ちになったのか?
ジャーナリング5W1Hは、あいまいな生きづらさを具体化させます。
これらの項目に気をつけながら、1週間ジャーナリングを続けてください。生きづらさの内容、人物、場所、理由にパターンが見えてくることによって、生きづらさが明確化されます。
本当の思いを知っているようで知らない…
2.生きづらさに隠された本当の理由を知る
「誰に」「どんな時に」「どのような気持ちになるのか」1週間続けるとパターンが分かってきます。
ステップ①のジャーナリングで、5W1Hの中に【Why?】項目がありました。「なぜ、そのように感じるのか?」でした。そこで分かった理由は、表面的な理由です。
ゆで卵だとしたら、まだ殻の部分だと考えてください。卵の黄身が「生きづらさの本当の理由」です。
ステップ②で導きだす本当の理由は、あなたが普段考えているものとは違うかもしれません。
本当の理由は、無意識下にある考えや価値観に当たるもので、普段なかなか自分で認識できません。
【ステップ②生きづらさの本当の理由を知る「Why?」のテクニック】
「Why?(どうしてそう思うの?)」と質問し続けると、「生きづらさの本当の理由」にたどり着きます。
「仕事を抱え込みすぎて困っているのに、人にお願いできない」という人の悩みを例に挙げていきます。あなたも、一緒に考えてみてくださいね。
仕事を抱え込みすぎて困っているのに、人にお願いできない
「Why?」(どうしてそう思うの?)
↓
①表面的な理由 他の人も忙しいはずだから
ここから「本当の理由」を探します
仕事を抱え込みすぎて困っているのに、人にお願いできない
「Why?」(どうしてそう思うの?)
↓
ここから「私は」で答えます
②理由 私は弱い人間だから
「Why?」(どうしてそう思うの?)
↓
③理由 私は弱いところを他人に知られたくないから
「Why?」(どうしてそう思うの?)
↓
④理由 私は他人を気にしているから
「Why?」(どうしてそう思うの?)
↓
⑤本当の理由 私は無能だから
最後に出た無能というキーワードを読んで、ドキッとした人は多いかもしれません。
「Why?のテクニック」のポイントは、私は○○だからで表すこと
それから、ドキッとするワードが出るまでやってみましょう。
ドキッとしなかった場合、さらに「Why?」を繰り返してもOKです。
ネガティブな思いにショックを受けた人もいらっしゃるでしょう。私達は、否定的な思いも全て含めて「人間」です。どんな素晴らしい人も、自身に対し、否定的な思いを必ず持ち合わせています。
ここまで、ご自分に向き合ったご自分をほめてあげてくださいね(^^)
ここでお伝えしておきたいのは、この否定的な思いは「事実」や「現実」ではなく、「思い」です。私は無能だという思いがあったとしても、それは事実ではありません。
私は無能だ、という思いがあったとしても変わることもあります。
このステップが終わった方は、次の生きづらさを解消するワークに進んでくださいね。ご自分への思いを変えていくワークです。
3.過去が「生きづらさ」をつくり上げている
「過去が今をつくり上げている」という言葉どおり、私達の心や行動は「過去」に大きな影響を受けています。
小さな頃から周りの人に言われたこと、楽しかったこと、苦しかったことなど、様々な経験の中で学んだり、感じたりしながらここまで生きてきました。
さきほどの例であげた、同僚に仕事をお願いできない人は過去「自分は無能だ」という思いに至る経験をしたはずです。
このように過去に出来上がった価値観は、生きづらさにつながっているわけです。
【ステップ③生きづらさ解消!過去さかさまワーク】
遂に、生きづらさを解消する最終ステップにたどり着きました。このワークは、生きづらさの原因である否定的な価値観を解消します。
過去の出来事がポイントであることをお伝えしました。どちらかというと、辛い、苦しい、悲しい、寂しいという出来事だったと思います。
このワークでは、そのような思いの真逆に当たる、温かい、楽しい、嬉しいというようなポジティブな出来事を思い出していきます。
ポジティブな思いはあなたの心を温め、セルフイメージ(ご自分に対する思いや価値観)が変わります。今回のワークでは、ステップ②で分かった「本当の思い」に相当します。
左下の画像は、黒と白が混ざりあっていますね。右下の画像は黒と白が混ざり合った後のもので、白に近い色になっています。このワークは画像のように、今ある価値観を黒として、真逆の価値観(白)を加えます。
「自分は無能だ」→「自分は有能である、できる」という風に、価値観に変化をもたらす効果があります。
黒 「私は無能だ」 60%
白 「私は有能だ、できる」40%
黒 「私は無能だ」 20%
白 「私は有能だ、できる」80%
画像 Freepik
≪ステップ③生きづらさ解消!
過去さかさまワーク手順≫
1.腰かけてください。
2. ステップ②で得た、本当の理由に相対するフレーズ(反対の意味を表す)をノートに書く。ボイスメモを使う人は、始めにフレーズを録音する
例)「自分は無能だ」→「自分は有能だ、できる」
「自分は迷惑だ」→「自分はありがたい存在だ」
「自分は粗末な扱いをされる」→「自分は大事にされる」
3.過去の記憶の中から、2を表す出来事を思い出す
例)「自分は有能だ」の場合、他人から褒められた出来事
「自分はありがたい存在だ」の場合、「ありがとう」と言われた出来事
「自分は大事にされる」の場合、かわいがられた出来事
4. 出来事を思い出したら、言葉の使い方や文法など気にせず、自由にノートに書く。ボイスメモを使う人も、ペースや言葉の使い方などを気にせずに自由に録音する
5. 書いたメモを読み(録音データを再生し)、その出来事をイメージする。
≪ワーク後に言葉の力でパワーアップ≫
・自分に向き合ったことを褒める
・ワークが終わってから、ステップ③の2のポジティブフレーズを10回唱える
例)「自分は有能である、できる」など
・毎日ポジティブフレーズを唱える
まとめ
まず、生きづらさを「見える化」させることから始めましょう。そして、無意識に閉じ込められている、生きづらさの本当の理由を理解します。それから、過去に起こった心温まる、幸せな出来事を思い出すと、生きづらさは減り、心が軽くなります。
ワークはいかがでしたでしょうか。嬉しい、幸せな感情は生きづらさを解消します。
ワークが難しいと感じた方もいるのではないでしょうか。
生きづらさの本当の理由を知ろうとワークに取り組んでみても、答えが見つからない…過去の心温まる思い出を振り返ろうと思っても、出てこない…頭では分かっているけど、なぜかできない…という感じで。
そのような場合、頭では理解できていても、無意識がロックされていて上手く働かない状態かもしれません。
無意識には、過去から積み上げてきた価値観や記憶が眠っている巨大な倉庫のようなもの。無意識の扉を開くと、簡単に過去の記憶を引き出すことが可能となります。
ヒプノセラピーは、プロのセラピストが催眠の力を使ってあなたの無意識の扉を開き、過去の辛かった気持ちを癒すことができます。もちろん、幸せな出来事を思い出し、自己肯定感を上げることも可能です。
私どもは東京・自由が丘の隠れ家サロンにてヒプノセラピーを行っています。
背もたれのあるチェアにのんびりと腰かけ、あなただけのリラックスタイムをお過ごしください。
About me
Nami
ヒプノセラピスト(催眠療法士)として2013年から活動
前世療法、退行催眠療法、未来療法、インナーチャイルド療法等を駆使し、生きづらさ解消や目標達成のサポートをしている。
約1000名の施術経験あり。
米国ジョージア州立ペリメターカレッジ 科学学部心理学科卒業
米国催眠療法協会(ABH)ヒプノセラピスト
米国代替療法協会 ヘルスコーチ
エネルギー整体 上級セラピスト